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令和 2年 9月定例会(第6号 9月29日)

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  1. 米子市議会 2020-09-29
    令和 2年 9月定例会(第6号 9月29日)


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    最終取得日: 2021-09-11
    令和 2年 9月定例会(第6号 9月29日)           令和2年米子市議会9月定例会会議録(第6号) 令和2年9月29日(火曜日)              ~~~~~~~~~~~~~~~                           令和2年9月29日 午前10時開議 第1 議案第80号~議案第84号 第2 議案第85号~議案第90号 第3 議案第91号 令和2年度米子一般会計補正予算(補正第9回) 第4 議案第92号 新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対           し地方税財源の確保を求める意見書の提出について 第5 議案第93号 地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書の提出につい           て              ~~~~~~~~~~~~~~~                本日の会議に付した事件 議事日程に同じ              ~~~~~~~~~~~~~~~                 出席議員及び欠席議員 第2号(9月2日)に同じ              ~~~~~~~~~~~~~~~
                    説明のため出席した者 第1号(8月31日)に同じ              ~~~~~~~~~~~~~~~                 出席した事務局職員 事務局長      松 下   強       事務局次長    土 井 諭 子 議事調査担当事務局長補佐            議事調査担当係長 佐 藤 祐 佳           森 井 聖 太 調整官       先 灘   匡              ~~~~~~~~~~~~~~~                午前10時00分 開議 ○(岩﨑議長) これより本日の会議を開きます。  この際、御報告申し上げます。  本日の会議に説明のため出席を求めた者の職氏名は、お手元の報告書のとおり御了承願います。  なお、本日の議事日程は、お手元に配付しております日程書のとおり行いたいと思います。              ~~~~~~~~~~~~~~~              第1 議案第80号~議案第84号 ○(岩﨑議長) それでは、日程第1、議案第80号から第84号までの5件を一括して議題といたします。  これより5件の議案について、各委員会審査報告を求めます。  初めに、奥岩総務政策委員長。 ○(奥岩議員)(登壇) 議運の申合せ事項によりマスクを外させていただきまして、発言させていただきます。  総務政策委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案1件について、去る17日に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。  議案第82号、公の施設の区域外設置に関する協議については、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で総務政策委員会の報告を終わります。 ○(岩﨑議長) 次に、伊藤民生教育委員長。 ○(伊藤議員)(登壇) おはようございます。民生教育委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました議案2件について、去る18日に委員会を開き、審査いたしましたので、その結果を報告いたします。  議案第80号、米子市指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例の一部を改正する条例の制定について及び議案第81号、損害賠償に係る和解及び損害賠償の額の決定について、以上2件の議案については、いずれも全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で民生教育委員会審査報告を終わります。 ○(岩﨑議長) 次に、田村予算決算委員長。 ○(田村議員)(登壇) 予算決算委員会予算審査報告をいたします。  当委員会に付託されました予算関係の議案2件について、去る10日に全体会の総括質問を、17日、18日及び23日の分科会での個別審査を経て、25日の全体会において採決した結果、議案第83号、令和2年度米子一般会計補正予算(補正第8回)につきましては、賛成多数で原案のとおり可決するべきものと決しました。  次に、議案第84号、令和2年度米子介護保険事業特別会計補正予算(補正第1回)につきましては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で予算決算委員会予算審査報告を終わります。 ○(岩﨑議長) 以上で委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  石橋議員。 ○(石橋議員)(登壇) おはようございます。私は、日本共産党米子市議団を代表し、次に述べる4つの事業を含む議案第83号、令和2年度米子一般会計補正予算(補正第8回)に反対し、否決を求めて討論いたします。  初めに、マイナンバー利用促進事業並びに個人番号カード関連事業について、政府は、マイナンバーカードを2021年3月から健康保険証としても利用できるようにし、さらに、運転免許証銀行口座などと広げようとしており、一元的に管理する個人情報を広げようとしています。しかし、普及率が今も20%以下と伸びないのには理由があります。いろいろ使えて便利とアピールしていますが、マイナンバーカードを銀行等のキャッシュカードのように利用すれば、紛失や不正使用危険性が増えます。2016年の制度開始以来、情報の漏えい、システムトラブル、なりすまし事件など、次々起きています。  マイナンバー利用促進事業は、マイナンバーカードキャッシュカードを組み合わせて、買物でマイナポイントがつく、そのマイナポイントの促進のため、臨時職員を配置し、商業施設などにも申請窓口を出張する。また、特設ブースをつくり、土日も利用できるようにするもの。しかし、情報が詰まったカードを持ち歩き、紛失することの危険を広げます。  個人番号関連事業は、デジタル手続法に基づいて、本籍地以外での戸籍抄本の発行を可能とするシステム改修です。戸籍の副本を法務大臣が一括管理し、個人の生まれた時、所をはじめ、生涯にわたる履歴が集められます。そもそも国や自治体が多くの個人情報を一元的に管理することは、個人のプライバシー、人権を侵すものであり、また本人が知らない間にのぞき見られ、利用される危険があります。漏えいや本人以外が不正使用したことによるリスクに対し、国や自治体が補償することがどれほどできるのか、全く不明です。デジタル化で便利、ポイントがついてお得だと売り込んで、リスクの多いマイナンバーカードを普及促進し、国民の生活や経済状態、健康の履歴など、プライバシーを一括管理しようとする、こうした事業には賛成できません。  次に、新体育館整備事業について、米子市立体育館、武道館、県立産業体育館、3館を統合し、東山公園内に県と共同で新体育館を整備する基本計画の策定です。この3館の統合のことは、市民一般にはほとんど知らされず、意見も聞かれていません。この統廃合を利用者は本当に望んでいるのでしょうか。  そして、設計から管理運営まで、丸ごと民間企業に任せるPFIが採用されることも賛成できません。公の施設の建設に関しては、市が専門性を持つ職員を育て、市民の利益や安全の観点から民間事業者のノウハウを検討し、事業者と相談してよりよいものを造るのが本当ではないでしょうか。また、PFIで任せてしまって、市はしっかりとした工事管理ができるのか、予算や運営管理費の縮減になると言われているが、それでは現場で働く下請の労働者の賃金などのしわ寄せなどにつながるのではないか、不透明なところがあります。  この事業は、まず市民の合意を得ることを前提とし、PFIを使った先例の事業なども研究し、再検討すべきと考えます。  次に、ねむの木保育園給食調理等業務委託業者に対し支払うべき委託料が債務負担行為で上げられています。今年度末に市職員の調理員さんが1名退職となるため、これを機にねむの木保育園調理業務を民間に委託し、その後も市職員の調理員の退職に伴い、米子市の公立保育所全ての調理業務を民間委託する方針です。保育所は、乳幼児の全生活を守り、支援する生活の場であり、食育はその大きな柱です。そして、公立の保育所でこそ、安定した身分と処遇で保育士や調理師、看護師など、将来に展望を持つベテラン保育士などを育てる、米子市の保育の水準を引き上げるリーダーを育てることができます。乳幼児保育ねむの木保育園、障がいのある子の施設あかしや学園、この2施設の給食はこのまま市の直営で残し、他の公立保育所業務委託についても、改めて検討することを求めます。  以上述べました理由により、これらの事業を含む令和2年度米子一般会計補正予算(補正第8回)の否決を求めます。皆様の御賛同をお願いいたします。 ○(岩﨑議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより議案第80号から第84号までの5件の議案を順次採決いたします。  初めに、議案第80号から第82号まで及び第84号の4件を一括して採決いたします。  4件の議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。  4件の議案について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 御異議なしと認めます。よって、4件の議案は、いずれも原案のとおり可決されました。  次に、議案第83号、令和2年度米子一般会計補正予算(補正第8回)についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(岩﨑議長) 起立多数であります。よって、本件は原案のとおり可決されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~              第2 議案第85号~議案第90号 ○(岩﨑議長) 次に、日程第2、議案第85号から第90号までの6件の議案を一括して議題といたします。  これより6件の議案について、委員会審査報告を求めます。  田村予算決算委員長。 ○(田村議員)(登壇) 予算決算委員会決算審査報告をいたします。  当委員会に付託されました決算関係の議案6件について、去る10日に全体会の総括質問を、11日、14日及び15日の分科会での個別審査を経て、25日の全体会において採決した結果、議案第85号、令和元年度米子一般会計等決算認定については、賛成多数で原案のとおり認定すべきものと決しました。  次に、議案第86号、令和元年度米子水道事業会計決算認定について、議案第87号、令和元年度米子水道事業会計剰余金の処分について、議案第88号、令和元年度米子工業用水道事業会計決算認定について、議案第89号、令和元年度米子下水道事業会計決算認定について及び議案第90号、令和元年度米子下水道事業会計剰余金の処分について、以上5件の議案については、いずれも全会一致でそれぞれ原案のとおり可決及び認定すべきものと決しました。  なお、審査の結果、大変厳しい財政状況を踏まえながら、米子市の将来と住民生活に責任を持つ行政運営上、特に重点的かつ早急な対応と改善を要すると思われる事項に関して、委員会において指摘された点について報告をいたします。  1、公共施設等マネジメント推進事業については、米子市公共施設等総合管理計画の計画の推進体制の中に、「市民及び議会に対し、情報共有を行う」と明記しているが、米子市公共施設等総合管理計画における総量抑制進捗状況、また、個別施設計画における類型別の進捗状況については、定期的、積極的に公表し、情報を見える化しているとは言えない。数値等の情報を公表する体制を構築され、両計画を確実に進められたい。  2、公共施設施策については、バス事業者と連携し、生活路線の維持、継続を図っているが、特に周辺部においては運行便数が少ないことへの不満等が住民から寄せられている。移動困難者交通弱者に配慮した生活路線を維持するため、市民の様態や利用状況を十分に分析し、運行本数の少ない地域はそのダイヤのはざまを埋めるような創意工夫や新たな利用促進策等を検討され、市民ニーズを念頭に、より市民サービスに寄与する体制を構築されたい。  3、男女共同参画推進については、男女共同参画推進関連事業の成果として、男女共同参画社会の実現を促進できたとのことであるが、男女共同参画を掲げてから20年経過するが、事業のマンネリ化が否めず、その効果が見いだせていない。今後については、世論、社会情勢に呼応した事務体制を整備され、施策展開されたい。また、男女共同参画啓発推進事業等において学習会や交流会などを行い、啓発に取り組んでおられるが、実際の社会の中でどれだけ男女共同参画が進んでいるのかが重要である。その進捗状況を明確に把握するため、本市における審議会等での女性委員の割合、男性の育児休暇の取得の割合、女性の管理職の割合など、数値として表せるものは男女共同参画推進計画の中に目標を明記し、取り組まれたい。また、決算に関わる報告については、数値を表し、男女共同参画進捗状況が分かるように改善されたい。  4、災害時要援護者台帳登録については、登録希望者に対し推進してきたところであるが、台帳の更新や個別具体的な支援プランに至らず、台帳登録の段階で終わっているのが現状である。マイ・タイムライン作成推進や災害時要援護者の台帳の更新を行い、具体的な支援プランにつなげられたい。  5、がん検診事業については、国・県と同様の目標設定をしている本市の受診率は、依然として低い水準にとどまっており、目標数値実績数値に大きな開きがあるため、現在の取組を抜本的に見直す必要がある。まずは近隣市町村事業期間に鑑み、全てのがん検診の期間を1月まで延長されたい。また、長期的、短期的な目標数値を改めて設定し、それらに向かって効果的な啓発やさらなる受診勧奨に努め、受診率の向上を図られたい。  6、放課後児童対策事業なかよし学級)については、就労等により昼間、保護者のいない家庭が一般的となっている現在、学童保育の必要性は増し、待機児童が発生している。その中で、各学校のなかよし学級児童受入数待機児童数に整合性が取れておらず、計画的な配置ができていない。また、なかよし学級に入れず、仕方なく民間に行かざるを得ない方にとっては、なかよし学級と民間との利用料負担に差が生じている。今後も待機児童の発生が予想されることから、改めて本事業について検証の上、是正されたい。  7、商工業振興資金貸付事業については、鳥取県及び金融機関と協調したものであり、中小企業の資金繰りや事業展開地域経済の活性化を図る上で必要な事業である。しかしながら、預託額も多額になってきており、一般会計予算財政的性格から、また予算原資の調達からも一般会計に組み入れ続けることは限界に達しているということを鑑み、一般会計から特別会計に組み替える手法の検討を図られたい。  8、観光振興事務費及び観光協会助成事業については、観光団体地域資源との連携により、発地対策着地対策による入り込み客増加と、さらに地域振興につながるよう事業を行ってきたところであるが、例えば伯耆国「大山開山1300年祭」レガシー事業など、取組による入り込み客数など、その成果報告が不明確で、将来に役立つ事業成果が明らかにされていない。本年に入り、新型コロナウイルスの影響により、観光関連事業は深刻な状況になっており、現時点ではインバウンド対策など、これまでの観光戦略で効果が求められる状況にはない。現状において国内観光客の指向性に対応し、地域資源を生かしたコンテンツ開発など、柔軟な観光戦略による事業展開を促進されたい。  9、歴史館管理運営事業については、郷土の学習研究機会を提供するほか、様々な企画展を行うことにより、地域の歴史とその魅力の再発見に寄与する事業であるが、市の指定文化財である旧市役所建造物であることから、空調設備がないことや展示室としての機能について不備な点が多い。旧市役所の利用形態や改修の詳細など、将来の扱いについて現時点では確定しておらず、当面は歴史館として来客を受け入れるため、年々来客数が増加している現状から、展示環境や来場者に配慮した可能な限りの展示環境の改善を行われたい。  10、米子城跡保存整備事業については、史跡米子城跡整備基本計画に基づき、計画的な整備が行われている。令和元年度の危険木伐採は実施されたものの、城跡全体を覆っている雑木の現状は、城跡の趣を全市民に共有するに至っていない状況である。正面の登り道の整備や雑木をはじめ、深浦側のトリムコース周辺の雑木の伐採を最優先に実施され、史跡と観光の一体的効果を上げられることと、湊山球場廃止後の球場顕彰碑建立について検討を図られたい。  11、下水道管渠整備整備区域外の減免の取扱いについて、下水道事業は、生活雑排水環境整備から市民要求も高く、計画区域内の整備が急がれる。一方で、整備区域内の受益者負担金整備区域外特別使用分担金減免規定の運用において不公平な事象もあり、整備区域の設定の見直しと特別使用分担金の減免の運用について検討を図られたい。  12、狭あい道路拡幅整備事業について、緊急時、災害時等の避難経路の確保や日常の円滑な交通の妨げになる狭隘道路は、市内に多数散見されており、事業の進捗が急がれる。しかし、同事業は用地費、測量費、登記、設計など、国の補助金を充当できる事業にもかかわらず、寄附を前提に事業が行われており、市民への過度の負担を強いている。事業の制度を再認識され、市民への周知を図り、市民負担の軽減を図られたい。  13、排水路新設改良事業については、排水機能の向上により浸水被害を解消し、生活環境の向上を図るため年次的に進められてきた事業であるが、近年の時間雨量の増加傾向から、緊急性の高い箇所の優先対応など、改善に相当の時間を要している状況にある。高齢化の進捗により、市民の協力による一斉清掃での対応が困難となってきている排水路も多く、早期の改善が求められるところであるが、対象施設の量に比例して予算規模は十分ではない。排水路は住環境として基本的なインフラであることから、必要な予算規模への財源確保に努められたい。  14、特定防衛施設周辺整備調整交付金事業については、美保基地周辺生活環境整備を図るため、防衛省の特定防衛施設周辺整備調整交付金を活用して行われる事業である。この事業の採択は、米子飛行場周辺地域振興協議会に諮り、行われている。しかし、事業が大篠津、崎津等に過度に集中しており、基地周辺のほかの地域の環境の現状からも事業の公平性が求められており、事業採択に当たっては、基地周辺対象地域の意見、要望を募り、調整を図られたい。  15、市営住宅長寿命化改善事業について、米子市営住宅長寿命化計画は、令和元年度末に見直しをされたが、住宅管理戸数総量抑制用途廃止及び用途廃止候補住宅施設の管理が事業の進捗の課題となっている。特に用途廃止用途廃止候補住宅管理事業計画が策定されておらず、行政財産の良好な管理と住宅の生活環境上からも、施設の改善を含め、住み替え等事業計画化を図られたい。  以上が委員会としての指摘事項であります。今後、自治体を取り巻く環境は少子高齢化による市税収入の減少や社会保障費の増大などに加え、新型コロナウイルス感染症対策の長期化により、さらに厳しい財政状況が続くことが予想され、自治体には多様化、複雑化する行政需要に的確に対応し、実効性のある行財政運営が求められ、自治体運営能力が問われる時代を迎えていくことになります。このような中、市長をはじめ、執行部においては、この指摘を真摯に受け止め、市長のリーダーシップの下、全職員が一丸となって英知を結集し、市民の信頼に応え、市政発展に努められることを強く求めまして、予算決算委員会決算審査報告を終わります。 ○(岩﨑議長) 以上で委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  又野議員。               〔傍聴席で発言する者あり〕  傍聴席は御静粛にお願いします。 ○(又野議員)(登壇) マスクを外させていただきます。
     日本共産党米子市議団又野史朗です。私は、議案第85号、令和元年度米子一般会計等決算認定について、認定に反対する立場から討論をさせていただきます。理由を3点述べさせていただきます。  まず1点目は、同和対策事業固定資産税の減免についてです。これについては、令和元年度に220件、金額にして321万593円の減免を行っています。しかし、この固定資産税の減免の根拠となっていた法律は2002年に失効し、終了をしています。そのため、多くの自治体でこの減免制度を廃止しています。根拠となっていた法律自体が終了しているため、固定資産税の減免は本来の減免制度によることになり、区域を限定したこの減免規定は法律に反するのではないかという指摘もあります。固定資産税の減免は、特定区域に限定したものではなく、一般施策として行われるべきものであり、早急に見直すべきです。  2点目は、ふるさと納税についてです。このふるさと納税制度については、住んでいないほかの自治体に寄附した金額の多くが、本来、行政サービスへの対価として、住んでいる自治体へ納める税金から免除されるということになり、地方税の趣旨に反するものだと言われています。ただ、この制度がある以上、何もしなければ税をほかの自治体に取られてしまうため、自治体ふるさと納税に知恵を絞らなければならない状況となっています。そのため、多くの自治体が返礼品の充実に熱心になり、本来の趣旨とは離れ、インターネットショッピング状態にあると言われ、過剰な返礼品など、様々な問題が全国では起きています。本来、自治体はこのようなことに知恵を絞るのではなく、質の高い行政サービスを提供することに力を注ぐべきです。自治体を税金の取り合いに駆り立てるようなふるさと納税、これは廃止するべきであると考えます。  3点目は、マイナンバーカード取得促進事業についてです。今議会の答弁によると、米子市でのマイナンバーカードの交付率は17.34%とのことです。政府は特別定額給付金マイナポイントなどを利用し、マイナンバーカードの普及を図っていますが、ふだん利便性が感じられず、まだ多くの国民が持つことに疑問を感じているマイナンバーカードの取得率、20%にも至ってないということです。マイナポイントというニンジンをぶら下げて、カードの普及を図ろうとする、とてもまともな政策とは言えない方法を使ってまで進めようとするマイナンバーカードの促進は、見直すべきであると考えます。  また、マイナンバーカードによって、国は個人情報を一元的に管理しようとしていますが、官民データ活用推進計画が閣議決定されたように、本人の知らないところで一元的に管理された個人情報民間企業にも提供される可能性があります。プライバシーがなくなるような危険性をはらむマイナンバーカードは、推進するべきではないと考えます。  以上で反対討論を終わります。議員の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。 ○(岩﨑議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより6件の議案を順次採決いたします。  初めに、議案第86号から第90号までの5件を一括して採決いたします。  5件の議案に対する委員長の報告は、それぞれ原案可決及び原案認定であります。  5件の議案について、原案のとおりそれぞれ可決及び認定することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 御異議なしと認めます。よって、5件の議案は、原案のとおりそれぞれ可決及び認定されました。  次に、議案第85号、令和元年度米子一般会計等決算認定についてを採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案認定であります。  本件について、原案のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(岩﨑議長) 起立多数であります。よって、本件は、原案のとおり認定されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~                 第3 議案第91号 ○(岩﨑議長) 次に、日程第3、議案第91号、令和2年度米子一般会計補正予算(補正第9回)について、議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  伊木市長。 ○(伊木市長)(登壇) ただいま御上程をいただきました議案第91号につきまして、御説明をいたします。  議案第91号、令和2年度米子一般会計の第9回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症対策として実施する諸事業について、所要の経費を計上しております。以下、その概要について、御説明をいたします。  まず、民生費ですが、子育て世帯への商品券給付事業は、住民税非課税またはこれに相当する子育て世代を支援するため、市内の小売業、生活関連サービス業、宿泊・飲食業の各店舗において使用できる商品券を配布するものです。  次に、商工費ですが、米子に泊まろう宿泊応援キャンペーン事業は、鳥取県及び島根県在住の方を対象として市内の旅館やホテルに宿泊された際に、国のGoToトラベルキャンペーンに上乗せして本市独自の助成を行うものです。  次に、教育費ですが、小学校感染症対策・学習保障等支援事業及び中学校感染症対策・学習保障等支援事業は、学校内での感染症対策の徹底と併せて、児童生徒の学習を保障するために必要な備品等の整備を行うものです。  以上、一般会計の第9回の補正予算について御説明いたしましたが、この補正予算の財源としましては、地方創生臨時交付金等の国庫支出金及び財政調整基金繰入金により収支の均衡を図っております。詳細につきましては、お手元に配付しております予算説明書を御参照いただきたいと存じます。  なお、新型コロナウイルス感染症対策に関する予算措置につきましては、引き続き状況に応じて必要な対応を図ってまいりたいと考えております。御審議をよろしくお願いいたします。 ○(岩﨑議長) これより本件に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  ただいま議題となっております本件につきましては、予算決算委員会に付託いたします。  委員会審査のため、暫時休憩いたします。                午前10時40分 休憩                午後 1時23分 再開 ○(岩﨑議長) 休憩前に引き続き会議を開きます。  それでは、議案第91号について、委員会審査報告を求めます。  田村予算決算委員長。 ○(田村議員)(登壇) 予算決算委員会審査報告をいたします。  当委員会に付託されました予算関係の議案1件について、休憩中に全体会を開き、分科会で個別の審査を経て、再度全体会を開き、採決した結果、議案第91号、令和2年度米子一般会計補正予算(補正第9回)につきましては、全会一致で原案のとおり可決すべきものと決しました。  以上で予算決算委員会審査報告を終わります。 ○(岩﨑議長) 以上で委員長の報告は終わりました。  それでは、ただいまの委員長の報告に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件について採決いたします。  本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。  本件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~                 第4 議案第92号 ○(岩﨑議長) 次に、日程第4、議案第92号、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  稲田議会運営委員長。 ○(稲田議員)(登壇) マスクを外させていただきます。  ただいま御上程をいただきました議案第92号について、委員会を代表いたしまして提案理由の御説明を申し上げます。  議案第92号は、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書の提出についてであります。新型コロナウイルス感染症が世界的に蔓延し、我が国は戦後最大の経済危機に直面しています。地域経済にも大きな影響が及び、本年度はもとより来年度においても、地方税、地方交付税など一般財源の激減が避けがたくなっています。地方自治体では、医療介護、子育て、地域の防災・減災、雇用の確保など、喫緊の財政需要への対応をはじめ、長期化する感染症対策にも迫られ、地方財政は巨額の財政不足を生じ、これまでにない厳しい状況に陥ることが予想されます。  よって、国会及び政府におかれては、令和3年度地方財政対策及び地方税制改正に向け、大要5項目の事項について実現されるよう、お手元の意見書を関係機関に提出しようとするものであります。  何とぞ議員の皆様の御賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○(岩﨑議長) これより本件に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  これより討論に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 別にないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件について、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決されました。              ~~~~~~~~~~~~~~~                 第5 議案第93号 ○(岩﨑議長) 次に、日程第5、議案第93号、地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書の提出についてを議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  安田議員。 ○(安田議員)(登壇) ただいま御上程いただきました議案第93号について、提案者を代表いたしまして提案理由の御説明を申し上げます。  議案第93号は、地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書の提出についてであります。新型コロナ感染症の感染拡大により、これまで取り組んできたデジタル化の推進について様々な課題が浮き彫りになりました。こうした事態を受け、7月17日に閣議決定された世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画において、我が国をデジタル技術により強靱化させ、我が国経済を再起動するとの考えの下、「国民の利便性を向上させる、デジタル化」、「効率化の追求を目指した、デジタル化」、「データの資源化と最大活用に繋がる、デジタル化」、「安心・安全の追求を前提とした、デジタル化」、「人に優しい、デジタル化」実現のため、本格的、抜本的な社会全体のデジタル化を進めるとの姿勢を示しました。また、政府の第32次地方制度調査会において、地方行政のデジタル化の推進などを盛り込んだ地方行政体制の在り方等に関する答申が提出され、社会全体で徹底したデジタル化が進むことで、東京一極集中による人口の過度の偏在の緩和や、これによる大規模な自然災害や感染症等のリスクの低減も期待できるとして、国の果たすべき役割について大きな期待を寄せておられます。  よって、国会及び政府におかれては、地方自治体デジタル化の着実な推進を図るため、大要4点の事項について実施されるよう、お手元の意見書を関係機関に提出しようとするものであります。  何とぞ議員の皆様の賛同を賜りますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。 ○(岩﨑議長) これより本件に対する質疑に入ります。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 別にないものと認め、質疑を終結いたします。  お諮りいたします。ただいま議題となっております本件については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) 御異議なしと認め、委員会付託を省略いたします。  これより討論に入ります。  討論の通告がありますので、発言を許します。  又野議員。 ○(又野議員)(登壇) マスクを外させていただきます。  日本共産党米子市議団又野史朗です。私は、議案第93号、地方自治体デジタル化の着実な推進を求める意見書の提出について、反対する立場から討論をさせていただきます。  国のいうこのデジタル化とは、マイナンバーカードなどにより個人情報を一元的に管理し、その情報を、官民データ活用推進計画とあるように、国、自治体民間企業が把握するということです。本人の知らないところで個人情報民間企業に提供され、個人のプライバシーがなくなる可能性が出てくるということです。社会学の専門家の中には、これらの個人情報の一元化は、新たなサービスを提供するだけでなく、住民より国家及び企業優先の都市になる危険性があると指摘する人もおられます。個人情報の一元化は、確かに新たなサービスを生み出す可能性もありますが、国家、企業優先の社会になってしまう危険性もあるということです。今必要なことは、個人情報を保護しつつ、ITや情報デジタル化などを住民の福祉向上にどう生かすのかという国民的議論です。個人情報を、国、自治体だけでなく、民間企業も共有することについて国民的な合意が取れているとは思えない状況で、個人情報が至るところに広がる危険性のある、今の政府のマイナンバーカードでのデジタル化の推進はするべきではないと考えています。  以上で反対討論を終わります。議員の皆様、よろしくお願いいたします。
    ○(岩﨑議長) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○(岩﨑議長) ほかにないものと認め、討論を終結いたします。  これより本件を採決いたします。  本件について、原案のとおり可決することに賛成の議員の起立を求めます。                  〔賛成者起立〕 ○(岩﨑議長) 起立多数であります。よって、本件は、原案のとおり可決されました。  以上で本定例会に付議された事件は全て議了いたしました。  これをもちまして令和2年米子市議会月定例会を閉会いたします。                 午後1時41分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定により署名する。             米子市議会議長  岩 﨑 康 朗             同   副議長  前 原   茂             同    議員  門 脇 一 男             同    議員  国 頭   靖...